経営者の真理

honda (8)困らなきやダメ、人間は困ること。
それにしても、経営者本田宗一郎の「危機」や「困難」の意味は、ふつうとは違うようだ。
「われわれは、自動車をやる以上いちばん困難な道を歩むんだということでやってきた」
たしかにその通りだ。
○巨額、高リスクの設備投資
○倒産寸前のTTレース参入
○オートバイの暴走族が支配するアメリカ進出
○コストの高いアメリカでの生産開始
○ヨーロッパでの二輪車のメッカ、ベルギーへの進出
OFI四輪世界レースに進出し、世界のメーカーと激闘しようとする
○政府によって四輪車進出を断たれそうになったときの四輪の開発日程の前倒し
○排ガスを減らすよりもなくすことをめざしたCVCCエンジン
○人真似嫌い
そのたびに、偉大な経営者本田宗一郎のホンダはかろうじて生き残るだけでなく、異常な力を引き出して新たな発展を遂げている。驚異的な危機逆転力、逆境活用力というはかない。
 「困らなきやダメです。人間というのは困ることだ。絶体絶命に追い込まれたときに出る
力がほんとうの力なのだ。人間はやろうと思えばたいていのことができる」